亀岡みらいパース

~みんなで作ろう 亀岡の未来図~

亀スゴっ!第7回フェアトレードで亀岡から世界へ!報告

4月25日に開催されました第7回亀スゴっの報告です。

今年度、最初となる、亀スゴっは「フェアトレードで亀岡から世界へ!」
会場は法華寺、杉若住職によるインタビューにて進行です。

ゲストには、栽培した人の顔の見えるコーヒー豆をエクアドルから仕入れている春風珈琲の日下部伸行さんと、スリランカで衣料縫製センターを立ち上げた初代詠子さんにお越しいただきました。
日下部さんによる「おいしい珈琲の淹れ方講座」初代さんの所属するプンチラマイの服の展示とファッションショーも合わせて開催しています。


ー日下部伸行さんー
111124054_894114783980562_1239487547_n日下部さん杉若さん

日下部さんは大学を卒業してコーヒー会社で働かれ、その後、コーヒーの産地である南米のエクアドルを訪れたそうです。コーヒー栽培は森を開発してコーヒー畑にすることが一般的ですが、エクアドルのインタグ地方には森林農法という、森の状態のまま木の下でバナナや野菜、コーヒーなどを作る農法があります。コーヒーはある程度日陰があった方がよいので森林農法に適している上、コーヒーが不作であっても他の食べ物も作ることができる自然と共に生きていく農法です。

そんな山奥の森で十数年前に、外部から銅の鉱山開発の計画が持ち上がったそうです。銅を採掘すれば一時的に儲かりますが、森を失ってしまいます。そこでこの地域の人々は開発による目先の儲けではなく、この森を将来に伝えていく方を選び、今もコーヒーを栽培し販売しているそうです。日下部さんのコーヒーはそんなエクアドルの森で作られた豆を使われているのです。

日下部さんは、亀スゴっで毎回コーヒーを淹れてくださっています。日下部さんのコーヒーを飲んでみたい!!という方は、ぜひ次回6月27日(土)午後2時~4時の亀スゴっにお越しください!

■日下部さんのコーヒー教室
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・コーヒーを淹れるときは、2~3人分を淹れる方が淹れやすい。
・軟水の方が美味しく入る。
・一人分は10~15gで、二人分だとプラス10g。5人分だと4~4.5杯くらい。
・お湯は沸騰したてを使うのではなく、そのお湯を別の容器に移して使う。適するのは90~95度。熱すぎると苦みが強く出てしまい、ぬるすぎると酸味が強く出てしまう。
・コーヒーの粉の山を平らにならし、お湯をかけて蒸らす。その時に落ちる数滴のコーヒーは味が良くないので捨てる。次にのの字を描くようにお湯を注ぐ。コーヒーの山の外側の端の粉にお湯をかけて落とすことはしない。端にお湯をかけるとコーヒーフィルターとコーヒーの間からお湯が落ちてしまうので堤防をつくってやる。またお湯が全て落ちるまでに次のお湯を注ぐ。なおコーヒーが最後まで落ち切る前にコーヒーを外す。
・淹れはじめの最初と最後は味が良くないので捨てる。
・コーヒー豆の保存は冷蔵庫に入れない方がいい。庫内の臭いがついたり、結露したりするのでよくない。瓶に入れて常温で保存するのが良い。

■参加者からの質問
Q.コーヒーを淹れる際に、いつまでお湯を注ぐべきなのか。その判断は?
A.落ちたコーヒーの量で判断する

Q.フレンチプレスはどうか?
A.豆本来の味になるので良質な豆を使用することが大切

Q.ペーパーフィルターだと紙臭さが出るときがあるがどうしたらいいか?
A.コーヒーのメーカー品を使えば、問題は無いと思われる

Q.ネルドリップの注意点は?
A.ネルの管理が大切。淹れた後にネルのフィルターを洗って、水につけておく。

Q.国産のコーヒーはあるのか?
A.コーヒーは霜に弱いため、台湾以南が栽培に適している。日本では沖縄や徳之島で作られていますが、人件費が高いのであまりつくられていない。

■追伸
最後に日下部さんのブログから一部転載させていただきます。
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当日のトークでは、大切なことを言う機会を逃してしまいました。

「フェアトレード」をタイトルにするイベントに呼ばれておいて、実は「フェアトレード」なんて言葉は無くなればいいと思っております。「トレード」が「フェア」じゃないなんて、そもそもおかしいもん。

そして、途上国と先進国の間で、経済援助的な意識のフェアトレードよりも、
もっと自然な形でお互いに助け合える関係を作れたらいいな、と思っています。
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後半はスリランカで衣料縫製センターを立ち上げた初代詠子さんにお話を伺いました。
モデルのみなさん

初代さんはPunchi Lamai(プンチラマイ)のプランニングスタッフとして、2014年5月スリランカに渡り、北西部の村でIrata(イラータ) プロジェクト染色縫製センターを立ち上げられました。
もともとのきっかけはPunchi Lamai(プンチラマイ)を経営する藤原響子さんから声がかかり、自分が持つ縫製の技術で指導ができると考えたことからだそうです。

現地に行く前は、スリランカの女性2,3人に縫製を指導すると聞いていたのが、いざ現地に行っていれば30人もの女性たちが待っていて、その中から3-4人を選ぶはずが、通訳のいい加減さが原因で全員に縫製を教えることになってしまったそう。

文化や習慣の違いによる価値観の違いはしょっちゅうで、生地を触る前には手を洗うという指導から始め、縫製では縫って形になっていればいいと思っているスリランカの女性たちに、丁寧に縫うことを教えるといった日々だったとのこと。経済成長の著しい近隣の国のインドですら、縫い物は返し縫いをしない(※返し縫いをしないと糸がすぐほどけます)、チャックは粗悪品しかない状態で、日本で商品として買ってもらえる製品となるように指導をしていくのは大変困難だったようです。

現在は、適性から判断して4人に集中的に洋服づくりを教えているとのこと。彼女たちを中心に最終的にはスリランカの女性たちが自分たちで染色縫製センターの事業を運営していくことが目標だそうです。

亀スゴっの会場では、スリランカの草木を使い染色された布から仕立てた洋服がたくさん陳列されました。

染色の材料には、ジャックフルーツ、ターメリック、アラルの実、パヌギ(木の皮)、蘇芳、柿渋のようなものが使われています。天然素材ので染めた布の取り扱い上の注意として、中性洗剤で日陰干しをすることがありました。日光で干すと色が褪せ、漂白剤入りの洗剤では色が消えていくそうです。このようなデリケートさがあってこそ、自然素材によるやさしい発色があるのかもしれません。

最後はPunchi Lamai(プンチラマイ)の服を着こなす女性たちのファッションショーで締めくくられました。ボランティアでモデルを務めてくださったみなさま、ありがとうございました。

フェアトレードショップ「Punchi Lamai(プンチラマイ)」webページはこちら
プンチラマイ
(プンチラマイとはスリランカ語で「ちいさな子どもたち」という意味です)


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